2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
「ミステリマガジン 2019年 09 月号 」に掲載されている、伊坂幸太郎さんのインタビューを読みました。 「クジラアタマの王様」に関する内容です。螺旋プロジェクトについてもお話されています。また、次回作についても、ほんの少し触れられていました。 ---…
2019年4月27日「シーソーモンスター」を読みました。 感想 <シーソーモンスター> 螺旋プロジェクトによる、昭和後期と近未来の物語です。「シーソーモンスター」と「スピンモンスター」の2つの中編が収められています。その中に、手紙と絵本が出てきます。…
2018年11月21日「フーガはユーガ」を読みました。 感想 <フーガはユーガ> 最後の章で、涙が出てきました。自分でも、どういう意味の涙なのか、説明のできない涙です。温かく、ホッとする感情。ありがとうと言いたくなる思い。うん、うん、そうでなくちゃね…
2017年10月1日「ホワイトラビット」を読みました。 感想 <ホワイトラビット> またまた、伊坂さんに「まいりました」と申し上げます。騙されてしまいました。 騙されることが、こんなにうれしいなんて、伊坂さんの小説でしか味わえない感覚です。 黒澤は、…
2017年8月6日「AX アックス」を読みました。 感想 <AX アックス> 世の中の小説には「伊坂幸太郎さん」というジャンルがあると、常日頃から思っています。 「AX アックス」も、まさにそのジャンルのお話で、うれしくなりました。ユーモア・名言・会話の楽し…
2016年4月6日「サブマリン」を読みました。 感想 <サブマリン> 表紙のこと 表紙を見たときに感じました。 「チルドレン」は青い空の色、「サブマリン」は輝く太陽の色。 「サブマリン」を読む前は、そんなイメージの色使いなのかなと思っていました。 少年…
2015年10月12日「陽気なギャングは三つ数えろ」を読みました。 感想 <陽気なギャングは三つ数えろ> 「さて、みなさん」という響野の言葉で始まる「陽気なギャングは三つ数えろ」です。 最初から「お帰りなさい!」「待っていました!」とわくわくさせても…
2015年3月3日「火星に住むつもりかい?」を読みました。 感想 <火星に住むつもりかい?> ヒーロー捜しのお話です。 一体、ヒーローは誰なのでしょうね。 「全員は助けられない」 久慈羊介の頭にある教訓です。そうなんですよね。バットマンでも、仮面ライ…
2014年12月12日「キャプテンサンダーボルト」を読みました。 感想 <キャプテンサンダーボルト> 『握った拳をグッと突き出し、そのまま、「ウオオオオ」と感動の唸り声をあげていた』 相葉時之と井ノ原悠が「鳴神戦隊サンダーボルト」の映画を観たときのこ…
2014年10月04日「アイネクライネナハトムジーク」を読みました。 感想 <アイネクライネナハトムジーク> 「アイネクライネナハトムジーク」この本の帯には、こう書いてあります。 ------------------------------------------------------------- ごく普通…
2014年2月9日「首折り男のための協奏曲」を読みました。 感想 <首折り男のための協奏曲> ----------------------------------------------------------------------------------------「協奏曲」<世界大百科事典 第2版の用語解説より> 単数または複数の…
2013年8月10日「死神の浮力」を読みました。 感想 <死神の浮力> エピローグは、僕・山野辺が語る形で始まる。 次の章「一日目」は、私・死神の千葉が語る。その後「二日目」から「七日目」まで、僕と私が交互に語るという形で話は進む。 死神の千葉が山野…
2013年2月29日「ガソリン生活」を読みました。 感想 <ガソリン生活> 家族愛がつまった、ほのぼのとしたミステリーだった。 車と車が会話をする。その会話によって物語が進行していく。 車自身に見えないものや、聞こえないものは、車も語ることができない…
2012年12月12日「残り全部バケーション」を読みました。 感想 <残り全部バケーション> いいお話だった。それに尽きる。 読み終わった時、わたしは、ニヤリとしている自分がおかしかった。 単行本 「残り全部バケーション」この本は、今までに伊坂さんがす…
2012年8月15日「あるキング」を読みました。 感想 <あるキング> 「あるキング」の単行本が出たとき、今までの伊坂さんの作風とはガラリと変わったものだと聞いた。そのせいか、文庫本になるまでの約2年間、「あるキング」の単行本を手にとる機会を失くして…
2012年6月23日「夜の国のクーパー」を読みました。 感想 <夜の国のクーパー> 1回読んでみて、すべてが明らかになった後、再度読んでみる。その再読で、味が出てくるお話だと思った。 伊坂さんお得意の「伏線の回収劇」わたしは、残念ながら、最初は、その…
2012年3月20日「PK」を読みました。<ネタバレ注意> 感想 <PK> 読みすすめればすすむほど、「あれ?この話、どっかで読んだ気がする」という場面が増えてくる。 読み終えたとき、すべてがつながっていた、という気持ちよさを感じつつ、もう一度、時系列を…
2010年10月3日「マリアビートル」を読みました。 感想 <マリアビートル> とにかく会話が愉しいです。 「グラスホッパー」の続編ということで、殺し屋たちのお話なんだけど、殺し屋が、そんなキャラでいいの?って思うくらい魅力的なキャラクターばかり。 …
2010年7月19日「バイバイ、ブラックバード」を読みました。 感想 <バイバイ、ブラックバード> 5股をかけている男なんて、信じらない!と、フツウなら思うところなのに、星野 一彦はなぜか憎めない男だ。クスクス笑えるシーン、切ないシーン、ジーンとくる…
2010年4月6日「オー!ファーザー」を読みました。 感想 <オー!ファーザー> 伊坂 幸太郎さんの<あとがき>によると、この「オー!ファーザー」は、伊坂さんの作品の中で、第一期の最後の作品になるらしい。ちなみに、第二期は「ゴールデンスランバー」以…
2009年12月27日「SOSの猿」を読みました。 感想 <SOSの猿> 他人の「SOS」を見逃せない遠藤。「ものごとの原因」にこだわる五十嵐。 どちらも、わたしの性格の一部分と似ており、とても興味深い登場人物だった。 ふたつの話が同時進行し、最後につながると…
2009年11月3日「モダンタイムス」を読みました。 感想 <モダンタイムス> 登場する人物が、いつも個性的なキャラクターで、それが愉しみでもある、伊坂さんの作品。 「モダンタイムス」でも、いましたねー、個性派が。うふふ。 「井坂好太郎」という、女好…
2009年10月25日「ゴールデンスランバー」を読みました。 感想 <ゴールデンスランバー> とにかく、最後のシーンが好きです。胸がキューンとなります。 『たいへんよくできました。』 青柳の元彼女・樋口晴子とその娘。いいセンスと度胸を持ってるよね。 201…
2009年3月28日「フィッシュストーリー」を読みました。 感想 <フィッシュストーリー> 映画を見てから、この本を読んだ。 読むまで、短編だということを知らなかった。 今まで見た映画の場合、「よくぞ、長編を2時間にまとめてくれた」と思ったけど、今回は…
2009年2月1日「陽気なギャング日常と襲撃」を読みました。 感想 <陽気なギャングの日常と襲撃> 「陽気なギャングの日常と襲撃」始めて読んだ。もちろん「陽気なギャングが地球を回す」の続編。たぶん、先に「地球を回す」を読んでいた方が愉しめるに違いな…
2009年7月18日「終末のフール」(文庫本)を読みました。 感想 <終末のフール> まず、最初にイメージしたのは、映画「フィッシュストーリー」だった。この春に観た映画だけど、原作とはちょっと違う設定があり、それはそれで映画的で面白いと思っていた。 そ…
2009年1月9日「砂漠」を読みました。 感想 <砂漠> 「砂漠」始めて読んだ。 やっぱり伊坂さんの小説って感じ。うれしい♪ 学生仲間のつながり方がいいなー。恋愛でつながる場合も、すっごくかわいい。男性も、女性も!男同士のつながりも、ジーンときちゃう…
2009年3月1日「魔王」(文庫本)を読みました。 感想 <魔王> 「魔王」この本を読むのは二度目。 前回読んだときは、終わり方の余韻に感動した。そして、その後「魔王」の続編でもある「モダンタイムス」を読み、再度、この「魔王」を読むと、また違った感動…
2009年3月22日「死神の精度」(文庫本)を読みました。 感想 <死神の精度> 「死神の精度」 前回読んだときの感想を改めてみてみた。『最後の「死神対老女」がすっごくいいです』そう、書いていた。 やっぱり・・・2回目も初回と同じ感想を持った。 この本は…
2009年7月4日「グラスホッパー」(文庫本)を読みました。 感想 <グラスホッパー> ラストの一行。 「回送電車は、まだ通過している」 この一文で終わる、この小説。えっ??? 最後に、わたしの頭の中に?が増殖した。これは、どう解釈したらいいんでしょう…