2009年3月1日「魔王」(文庫本)を読みました。
感想 <魔王>
「魔王」
この本を読むのは二度目。
前回読んだときは、終わり方の余韻に感動した。
そして、その後「魔王」の続編でもある「モダンタイムス」を読み、再度、この「魔王」を読むと、また違った感動があった。
あの余韻はモダンタイムスへと引き継がれていた。
それをわかった上で、改めてこの本を読むと、安藤兄弟の力強さが、より伝わってきた。
「魔王」とは、一体誰なのか、考えさせられる。
あらすじ <魔王>
「魔王」と「呼吸」というふたつの物語。
「魔王」は、安藤・兄の物語、「呼吸」は、安藤・弟の物語。
主な登場人物
安藤(兄)
潤也(弟)
詩織(潤也の彼女)
犬養首相
安藤・兄は、自分の念じた言葉を人に言わせることができる能力を持つ。
安藤・弟は、じゃんけんに必ず勝つという能力を持つ。
国民から圧倒的支持を得る政治家・犬養を見ながら、兄弟は思う。
これでいいのか、考えろ、考えろマクガイバー!と考える兄。
このままでいいのか、何かを起こそうとする弟。
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単行本 魔王
出版社 講談社
発売日 2005年10月20日
文庫本 魔王 (講談社文庫)
出版社 講談社(講談社文庫)
発売日 2008年09月12日