2009年10月25日「ゴールデンスランバー」を読みました。
感想 <ゴールデンスランバー>
とにかく、最後のシーンが好きです。胸がキューンとなります。
『たいへんよくできました。』
青柳の元彼女・樋口晴子とその娘。いいセンスと度胸を持ってるよね。
2010年1月に映画が公開されるらしい。とても楽しみ。
この樋口晴子は竹内 結子さんらしい。どんな風に演じてくれるか楽しみ~。
この小説は、第一部から第五部までの構成になっている。
最後の第五部は「事件から三ヶ月後」が描かれている。
すべては、これを描くための伏線だったのか、と思えるようなラストシーン。
さすが伊坂さん!
そして、登場する人物がまた、筋の通った人が多くてカッコいい。
犯罪の中でも、「痴漢」が一番許せないと言う青柳のお父さん。
音楽はロックだと言い張る岩崎、などなど。
そういう個性を持った人物を登場させるうまさも、さすが伊坂さん!
あらすじ <ゴールデンスランバー>
首相の凱旋パレードが、仙台で派手に行われていた。
その首相が、ラジコンへりを使った爆弾テロで暗殺される。
そして、その犯人として、元宅配ドライバーの青柳が仕立て上げられる。
青柳は、逃げる。
大学時代の元彼女、サークルの仲間など、周りの人間との絆が彼の逃亡を助ける。
青柳 雅晴 首相暗殺の濡れ衣を着せられ逃亡する
樋口 晴子 青柳の大学時代の彼女
森田 森吾 青柳の大学時代のサークル仲間
小野 一夫 青柳の大学時代のサークルでの後輩
岩崎 英ニ郎 青柳が勤めていた宅配会社の運転手
轟 花火工場の社長
保土ヶ谷康志 仙台病院センターの入院患者
佐々木 一太郎 青柳を追跡する刑事
旧「紙飛行機文庫」に書いた「ゴールデンスランバー」の感想はこちらです。
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単行本 <ゴールデンスランバー>
出版社 新潮社
発売日 2007年11月30日
文庫本 <ゴールデンスランバー>
出版社 新潮文庫
発売日 2010年11月26日