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伊坂幸太郎さんの作品に惹かれて、伊坂幸太郎さんのファンになりました。伊坂幸太郎さんの、最新刊から文庫本まで読み、感想やあらすじなどを書いています。

777 トリプルセブン <伊坂幸太郎さん>

「777 トリプルセブン」を読みました。
2023年10月1日  感想とあらすじを書きました。
ネタバレ・本文引用を含みますので、未読の方はご注意ください。

感想 <777 トリプルセブン> 

・チーズケーキに柚子胡椒をかけてみたくなりました。
・判子が欲しくなりました。
・ふんわか毛布と枕のホテルに泊まりたくなりました。
・コーラとソーダを飲みたくなりました。
・人生に一度くらいジャックポット<777>が出るといいなと思いました。

判子が殺し屋シリーズの目印です。
最初のページにある「布」の判子を見た瞬間から、テンションが高くなりました。

「兜」と「天道虫」のエピソード。
二人に接点があったことに、胸が躍りました。

読者のわたしが迷子にならないように工夫してくださったのでしょう。
殺し屋たちのネーミングにうなりました。

こうして、あちこちに感動の場面がありました。
最後の幸せな場面を味わうために、張り巡らされた伏線に乾杯です。
 

「777 トリプルセブン」好きな言葉を「365日 本棚のしおり」に書きました 

 

777 トリプルセブン

 

あらすじ <777 トリプルセブン>

なぜか、いつもトラブルに巻き込まれてしまう殺し屋の男、天道虫こと七尾は、簡単で安全な仕事を真莉亜から指示されました。

ところが、殺し屋業界の人間が、仕事を依頼したり、下請けに出したり、請け負ったり、逃げたりと、天道虫が仕事の為に訪れたホテルは、トラブル満載でした。
そのため天道虫は、真莉亜と連絡を取ることも、ホテルから出ることもできなくなってしまったのです。

ピンチになると思考が遠心分離機にかけられたかのように高速回転する天道虫です。
不運なトラブルが起きるけど、いつの間にかピンチが逃げていきます。

天道虫のまわりには、不運だけではなく、ふんわりほんわかも付きまとうようで、ラストの場面はほっこりでした。


<登場する業界の人間>
  ● 天道虫(七尾)と真莉亜
  ● 乾と紙野結花とココ
  ● モウフとマクラ
  ● 高良(コーラ)と奏田(ソーダ)
  ● エド・カマクラ・センゴク・ヘイアン・アスカ・ナラの6人組
  ● 業者殺し

 

<チラっと名前が登場する業界の人間>
  ● 押し屋 (P37)
  ● 兜 (P50)
  ● 毒の付いた針を使う業者 (P144)
  ● 蜜柑と檸檬 (P222)
  ● とうに引退したと思われていた二人組 (P232)

777 トリプルセブン

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 単行本 

777 トリプルセブン

出版社     KADOKAWA
発売日  2023年9月21日

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