紙飛行機文庫 <紙飛行機ドットコム>

伊坂幸太郎さんの作品に惹かれて、伊坂幸太郎さんのファンになりました。伊坂幸太郎さんの、最新刊から文庫本まで読み、感想やあらすじなどを書いています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

マリアビートル <伊坂幸太郎さん>

2010年10月3日「マリアビートル」を読みました。 感想 <マリアビートル> とにかく会話が愉しいです。「グラスホッパー」の続編ということで、殺し屋たちのお話なんだけど、殺し屋が、そんなキャラでいいの?って思うくらい魅力的なキャラクターばかり。 木…

バイバイ、ブラックバード <伊坂幸太郎さん>

2010年7月19日「バイバイ、ブラックバード」を読みました。 感想 <バイバイ、ブラックバード> 5股をかけている男なんて、信じらない!と、フツウなら思うところなのに、星野 一彦はなぜか憎めない男だ。クスクス笑えるシーン、切ないシーン、ジーンとくる…

オー!ファーザー <伊坂幸太郎さん>

2010年4月6日「オー!ファーザー」を読みました。 感想 <オー!ファーザー> 伊坂 幸太郎さんの<あとがき>によると、この「オー!ファーザー」は、伊坂さんの作品の中で、第一期の最後の作品になるらしい。ちなみに、第二期は「ゴールデンスランバー」以…

SOSの猿 <伊坂幸太郎さん>

2009年12月27日「SOSの猿」を読みました。 感想 <SOSの猿> 他人の「SOS」を見逃せない遠藤。「ものごとの原因」にこだわる五十嵐。 どちらも、わたしの性格の一部分と似ており、とても興味深い登場人物だった。 ふたつの話が同時進行し、最後につながると…

モダンタイムス <伊坂幸太郎さん>

2009年11月3日「モダンタイムス」を読みました。 感想 <モダンタイムス> 登場する人物が、いつも個性的なキャラクターで、それが愉しみでもある、伊坂さんの作品。「モダンタイムス」でも、いましたねー、個性派が。うふふ。 「井坂好太郎」という、女好き…

ゴールデンスランバー <伊坂幸太郎さん>

2009年10月25日「ゴールデンスランバー」を読みました。 感想 <ゴールデンスランバー> とにかく、最後のシーンが好きです。胸がキューンとなります。『たいへんよくできました。』 青柳の元彼女・樋口晴子とその娘。いいセンスと度胸を持ってるよね。 2010…

フィッシュストーリー <伊坂幸太郎さん>

2009年3月28日「フィッシュストーリー」を読みました。 感想 <フィッシュストーリー> 映画を見てから、この本を読んだ。読むまで、短編だということを知らなかった。今まで見た映画の場合、「よくぞ、長編を2時間にまとめてくれた」と思ったけど、今回は、…

陽気なギャングの日常と襲撃 <伊坂幸太郎さん>

2009年2月1日「陽気なギャング日常と襲撃」を読みました。 感想 <陽気なギャングの日常と襲撃> 「陽気なギャングの日常と襲撃」始めて読んだ。もちろん「陽気なギャングが地球を回す」の続編。たぶん、先に「地球を回す」を読んでいた方が愉しめるに違いな…

終末のフール <伊坂幸太郎さん>

2009年7月18日「終末のフール」(文庫本)を読みました。 感想 <終末のフール> まず、最初にイメージしたのは、映画「フィッシュストーリー」だった。この春に観た映画だけど、原作とはちょっと違う設定があり、それはそれで映画的で面白いと思っていた。 そ…

砂漠 <伊坂幸太郎さん>

2009年1月9日「砂漠」を読みました。 感想 <砂漠> 「砂漠」始めて読んだ。 やっぱり伊坂さんの小説って感じ。うれしい♪ 学生仲間のつながり方がいいなー。恋愛でつながる場合も、すっごくかわいい。男性も、女性も!男同士のつながりも、ジーンときちゃう…

魔王 <伊坂幸太郎さん>

2009年3月1日「魔王」(文庫本)を読みました。 感想 <魔王> 「魔王」この本を読むのは二度目。 前回読んだときは、終わり方の余韻に感動した。そして、その後「魔王」の続編でもある「モダンタイムス」を読み、再度、この「魔王」を読むと、また違った感動…

死神の精度 <伊坂幸太郎さん>

2009年3月22日「死神の精度」(文庫本)を読みました。 感想 <死神の精度> 「死神の精度」 前回読んだときの感想を改めてみてみた。『最後の「死神対老女」がすっごくいいです』そう、書いていた。 やっぱり・・・2回目も初回と同じ感想を持った。 この本は…

グラスホッパー <伊坂幸太郎さん>

2009年7月4日「グラスホッパー」(文庫本)を読みました。 感想 <グラスホッパー> ラストの一行。「回送電車は、まだ通過している」 この一文で終わる、この小説。えっ???最後に、わたしの頭の中に?が増殖した。これは、どう解釈したらいいんでしょうね…

チルドレン <伊坂幸太郎さん>

2009年1月18日「チルドレン」(文庫本)を読みました。 感想 <チルドレン> 陣内のキャラクターがすごくいい。めちゃくちゃなことを言っているようで、実は真実だったりする。 陣内と父親とのことが描かれたラストもいい。「チルドレンⅡ」は、ちょっとうれし…

アヒルと鴨のコインロッカー <伊坂幸太郎さん>

2009年6月7日「アヒルと鴨のコインロッカー」文庫本を読みました。 感想 <アヒルと鴨のコインロッカー> この小説を初めて読んだ後に、映画を見た。テレビでの映画放送も見た。そのためか、今、改めてこの小説を読むと、濱田岳さん、瑛太さん、松田龍平さん…

重力ピエロ <伊坂幸太郎さん>

2009年4月12日「重力ピエロ」(文庫本)を読みました。 感想 <重力ピエロ> ホント、伊坂さんって物知りだなぁと、今さらながら感心。登場してくる人物たちのせりふが、いろんなところからの引用だったり、比喩だったり。それでいて、知識をひけらかすような…

陽気なギャングが地球を回す <伊坂幸太郎さん>

2009年6月13日「陽気なギャングが地球を回す」を読みました。 感想 <陽気なギャングが地球を回す> ギャング・・・銀行強盗のお話。メンバーは個性豊かな4人の男女。このメンバーたちの会話が面白い。ボケ・つっこみ・フォロー・嘘・真実と、なんとテンポの…

ラッシュライフ <伊坂幸太郎さん>

2009年4月4日「ラッシュライフ」(文庫本)を読みました。 感想 <ラッシュライフ> 5つの話が並行して進んでいくので、初めて読んだときは、少し頭が混乱気味だったのが、再読となると、安心して読めたし、先を知っているだけに、細かい部分まで読み逃すこと…

オーデュボンの祈り <伊坂幸太郎さん> 

2009年9月2日「オーデュボンの祈り」(文庫本)を読みました。 感想 <オーデュボンの祈り> 初めて伊坂さんの本を読んだのが、この「オーデュボンの祈り」だった。薦められて読んだ本だったけど、読後の感想は、「一体、この小説は何?」というものだったと記…